研究室概要 

研究テーマ:クロマチン・エピジェネティクス・ノンコーディングRNAと遺伝子発現・ゲノム動態の関係

真核生物のゲノムDNAはクロマチン構造を取っていて、局所的にクロマチン構造が緩んだり、密になったりして遺伝子の発現が制御されている。このプロセスをクロマチン再編成といい、ヒストンの化学修飾(アセチル化やメチル化など)と密接な関連を持つ。

クロマチン構造は分化や発生にともない後生的に編成され、そのパターンは細胞分裂を経ても維持される。つまり、全く同じDNA配列を持つ細胞でも、クロマチン構造の違いで遺伝子の発現パターンが後生的に決まってくるのである。このような現象を扱う分野を「エピジェネティクス」という。

当ラボでは、クロマチン構造やエピジェネティクスのダイナミクスと、遺伝子発現・ゲノムDNAのダイナミクスとの関わりを調べている。

また、近年明らかになってきた長い非コードRNA(long noncoding RNA: lncRNA)の発現や安定性制御や、そのヒストン修飾・クロマチン再編成を介した遺伝子発現調節機構についても研究を行っている。

上記のような研究分野に関心がある明るくて元気な方は、まずはメールなどで気軽に連絡してみてください。

教授 太田 邦史

 研究項目

1. ゲノム再編とクロマチン構造・エピゲノムの関係
2. 長いノンコーディングRNA(lncRNA)を介したクロマチン再編成・ヒストン修飾の制御
3. 減数分裂期のDNA組換え開始メカニズム
4. ゲノム再編系を利用した新しいバイオテクノロジーの開発